私は対象を見えるようにではなく、私が思うように描くのだ。
-パブロ・ピカソ
今回紹介するのは
「Canvas:Reflections Expansion&Reprint」
というプロジェクト。
今年ヒットした「キャンバス」の拡張だ。
気になっている方は要チェックの作品。
ではいってみよう。
キャンバスって何?
そもそもキャンバスってなに?
どんなゲームなの?
という方はまずこちらの記事を読むことをオススメする。
キャンバス拡張版の内容物
- ルールブック
- ゲームボード
- トークン28個
- スコアリングカード8枚
- 背景カード10枚
- スリーブ25枚
- 透明アートカード30枚
なにができるようになったの?
リバーシブルミラーカード
なんと、今回の拡張では各アートカードは両面で使用することができる。
裏面で使用する場合は、アイコンが逆になっているので戦略性がグンと増し、従来のゲームより悩ましい場面が多くなりそうだ。
そして注目としては、「裏面では絵も裏になる」という点だ。
表面と同じ絵柄がプリントされていると思いきや、しっかりと裏には別の絵柄が潜んでいる。
これは画期的すぎる。
「絵」というのは基本、切り取られた画面を1方向から見るものである。
しかし、写りきらない裏側を見せてくれるこのコンポーネントは、「最高&興奮」しかない。
何より、作り出せる絵がこの仕様で何通り増えるのだろうか…。
とにかくわくわくが止まらない。
新たなゲームボード
この拡張ではゲームボードが大きくなり、従来1列だったアートカード列が2列になった。
このようにすることで選択できるアートカードが大きく増え、同じく戦略性を大きく向上させている。
また、2列にすることで無料のアートカードが増え柔軟性を加えることで、インスピレーショントークンの管理を容易にしてくれている。
ゴールドボーナスリボン
新しくリボンの種類も増えている。
この新しいゴールドなリボンは1つで3ポイント分相当の重要なリボンだ。
ぜひ積極的に取っていきたいところである。
新たなスコアリングカード
今回、8つの新しいスコアリングカードが含まれている。
スコアリングカードはゲームの目標になるものである。
数が増えれば、それだけリプレイ性の向上につながるだろう。
不可解なものだったり、興味をそそるようなスコアリングカードが相乗効果を生み、ゲームをより高みへと導いてくれる。
シグネチャースタイル(デラックス版のみ)
ここからはデラックス版でのみ追加される要素だ。
まずは全く新しいこのシグネチャースタイル。
各プレイヤーは異なる「シグネチャースタイルカード」を用いてゲームを行う。
完成した絵画の中に「シグネチャースタイル」に合致したものが描かれていればその都度2ポイントの追加得点だ。
シグネチャースタイルは例えば「植物が描かれていれば2点」「動物が描かれていれば2点」などだ。
ウッドトークン(デラックス版のみ)
これは前回の基本プロジェクトの際にもあったトークンコマが木製になる仕様だ。
どうやら新しく追加されるゴールドリボンは「メタリックゴールドペイント」されたものであるらしい。
よくわからないが、これは是非手に入れたい。
なんたって、「メタリックゴールドペイント」なのだから。
リボンピン(デラックス版のみ)
最も得点を伸ばしたプレイヤーに贈られる最高のリボン。
それがこのBest in ShowとMasterpieceだ。
これはテンションが上がりそう。
1位でこれがもらえるなら、絵の完成より得点を最優先にしてしまうかも?
詳しいルールが知りたい!
原語版ルールはこちら。
ちなみに基本ゲームのルールはこんな感じ。
購入(支援)するにはどうしたらいい?
実際の支援ページはこちらから。
プロジェクトをバックすることでその商品の完成を「支援」することができる。
(「購入」の確約ではないのでご注意を!)
また、支援する内容もその中身や金額をきちんと確認してから支援するようにしよう。
日本語版を待つべき?
実はこのキャンバスというゲーム。
今年に入ってからEngamesさんが基本のゲームを日本語版として発売している。
よって今回の拡張版が日本語版として後々リリースされる可能性は大いにあるだろう。
ゲームをする際に英語がどうしてもダメ、という方なら待つことをオススメする。
しかし、個人的にはキャンバスというゲームに限ってはこの段階での支援を超絶オススメする。
理由は2つある。
まずはこのゲーム自体、言語依存(ゲームをする際にどれだけテキストに依存しなければならないか)がそこまで高くない。
私もこの後の記事でルールを解説する予定だし、要は自分の好きな絵を好きなように作成するゲームだ。
芸術に言葉はいらないのだ。
次にデラックス版の魅力だ。
デラックス版というのは、今回のプロジェクトでのみ適用される、要は限定版だ。
今後国内でもし販売されるとしたらそれはリテール版と呼ばれる通常版になる。
プロジェクト内ではデラックスエディションは今後小売店では販売されないことが明記されている。
もし、あなたが上記で紹介したコンポーネントなどに特に魅力を感じたならば、支援してデザイナーを応援して欲しい。
そうすることであなたは満足のいくゲームを手に入れることができるかもしれないし、もしかしたら支援してくれたその資金が次のプロジェクトにつながるかもしれない。
おわりに
いかがだっただろうか。
国内でも今年、日本語版が一時的に爆発的な盛り上がりを見せたキャンバス。
その拡張とあらば、入手しない手はないだろう。
そして言い忘れたが、もし基本ゲームもデラックス版として欲しいあなた。
今回のプロジェクトには基本ゲームもデラックス版として追加支援することができる。
こちらは第2版として少し手が加わっているようだ。
気になる方はチェックしてみて欲しい。
また、ひかふれのブログではこの他にも多くのキックスターター支援ボードゲームの記事を書いているので暇な方は読んでみてほしい。
では、以上キャンバス拡張版の紹介でした。
ではまた!
Canvas拡張のまとめ
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